【攻略法あり】持ち株はあり?メリットやリスクを徹底解説!

会社持ち株制度は奨励金がもらえるし、お得そうと思って投資している人がいます。しかし、条件を理解せずに始めてしまうと、大きなリスクを抱える可能性があります。

この記事では、初心者にも分かりやすく持ち株制度の仕組みやメリット・デメリットを解説します。さらに、奨励金を最大限活用して安全に資産を増やす攻略法も紹介。

これを読めば「自分は持ち株をやるべきか」「どう活用すれば失敗しないか」がわかるようになります。

目次

【結論】条件次第で持ち株はあり!だが…

会社の持ち株制度は、うまく使えばお得ですが、条件を確認せずに利用すると大きなリスクを抱えることになります。特に初心者は「みんなやっているから安心」「10%の奨励金がもらえるからお得」といった理由だけで飛びつかないよう注意が必要です。

持ち株の最大の魅力は、奨励金がもらえること(会社によります)。毎月の拠出額に対して会社が数%〜10%程度を上乗せしてくれるケースが多く、銀行預金では得られない高利回りです。

しかし、会社の業績悪化による株価下落やボーナス減少など、同じ会社に収入と資産を集中させるリスクも忘れてはいけません。最悪の場合、働くモチベどころか資産が大きく減ってしまうこともあります。

つまり、持ち株は「奨励金を活用しつつ、過度に集中投資しない」ことが大前提。もらった奨励金を取り込んだら、必要に応じて売却し、NISAなどを使って分散投資に切り替えるのが初心者にとって安全で賢いやり方です。

会社が持ち株制度を導入する理由

そもそも、なぜ会社は従業員向けに持ち株制度を用意しているか考えたことはありますか?表向きは「社員の資産形成をサポートするため」と説明されることが多いですが、実は会社側にもいくつか狙いがあります。

一つ目は社員のモチベーションを高めることです。自社株を持っていると、社員は自然と会社の業績に目を向けるようになります。株価や利益が上がれば自分の資産も増えるため、仕事へのモチベーションや帰属意識が高まりやすいのです。

二つ目は離職率を下げる効果を狙っています。持ち株を一定期間保有していれば売却益や配当を得られるため「せっかく株を買ったのだからしばらく勤めよう」という気持ちにつながります。優秀な人材の流出を防ぐ施策としても使われています。

三つ目は資金調達の一環です。従業員からの拠出金で自社株を買ってもらえば、会社としても安定的な株主を確保でき、経営の自由度が増すというメリットがあります。

つまり、持ち株制度は社員のためだけでなく、会社が長期的に成長しやすい環境をつくるための仕組みでもあるんです。

持ち株のメリット

持ち株制度を利用する最大のメリットは、奨励金がもらえること。他には、業績が上がれば保有株が上がるので働くモチベが湧いたり、会社によっては役員昇進の条件になっている場合もあります。

購入額の10%などの奨励金がもらえる場合がある

持ち株制度の最大の魅力は、会社からの奨励金(補助金)です。

例えば、毎月1万円分の自社株を買うと、会社が10%の1,000円を上乗せしてくれるケースがあります。これだけで年利10%のリターンを確定的に得られるイメージです。

銀行預金の金利がほぼ0に近いことを考えると、非常に高い利回りです。株価が横ばいでも奨励金分だけ得をすることになり、有利に資産形成を進められる可能性が高まります。

業績が良ければ利益が出るので働くモチベになる

自分が働いている会社の株を持っていると、日々のニュースや決算発表が自分ごとになります。業績が伸びて株価が上がれば、給与やボーナスだけでなく株式の含み益も増え、ダブルで嬉しい状態に。

これがモチベーションにつながり、「もっと成果を出して会社を大きくしたい」という意識を持ちやすくなるのがメリットのひとつです。株主としての視点を持つことで、経営や事業のニュースを自然と追うようになる点も、キャリア形成にプラスに働く可能性があります。

持ち株保有が出世に繋がる場合がある

一部の企業では、持ち株を保有していること自体が会社へのコミットメントとして評価されることがあります。特に管理職や幹部候補では、自社株を一定数保有していることが昇進や昇給の条件になっているケースもあります。

もちろん会社によって制度や文化は様々ですが「この会社で長く働きたい」「昇進を狙いたい」という人にとっては、持ち株はプラスの印象を与える武器になることがあります。

持ち株のデメリットとリスク

持ち株制度はお得な面がある一方で、思わぬリスクも潜んでいます。特に業績悪化によるボーナスと株のダブルパンチは注意点です。また、奨励金はお得ですが、複利では無いので長期的には増えにくい点も盲点なのでよく理解しておきましょう。

奨励金は単利なので長期的には増えにくい

持ち株の奨励金は、買ったときに一度だけ上乗せされるボーナスです。例えば毎月1万円買うと、会社が1,000円を足してくれますが、その月だけの特典で翌月以降は複利で更に1,000円が増えていくわけではありません。

奨励金は単利なので、もし株価がほとんど上がらなければ10%のボーナスをもらった後は増えないまま、資産が横ばいで止まることもあります。「奨励金が年10%もらえる=年利10%で複利で増える」と勘違いしがちですが、実際はそうではない点に注意が必要です。

業績悪化でボーナス減&株価下落のダブルパンチを喰らう

最大のリスクは、収入と資産が同じ会社に依存することです。会社の業績が悪化すれば、ボーナスや給与が減る可能性があります。さらに株価まで下落すれば、給料と投資の両方でダメージを受ける恐れがあります。

特にリストラや業績不振が起きた場合、退職金の減少や持ち株の価値下落が同時に発生するリスクもあるため、生活資金の大部分を持ち株に頼るのは危険です。

決算直前など取引に制限がある

上場企業では、インサイダー取引を防ぐために取引が制限される期間があることが多いです。決算発表の前後などは売買できなくなるため、株価が下がりそうだから今すぐ売りたいという時に動けないリスクがあります。

また、売却手続き自体が一般の証券口座よりも時間がかかるケースもあるため、自由度は通常の株式投資より低めです。

【攻略法】持ち株の奨励金をもらって売却→NISAで運用が最強

持ち株をお得に活用したいなら、「奨励金だけもらって売却→NISAで投資」が最強の戦略です。

具体的には、まず持ち株制度を利用して毎月拠出し、会社からの奨励金を受け取ります。例えば、毎月1万円に対して1,000円の補助があれば、スタート時点で利益10%の状態です。

その後、一定期間が経ったら株を売却して、NISAを使って投資信託やETFなどに投資するのがおすすめです。NISAを活用すれば利益が非課税になり、さらに長期で複利の力を使って資産を増やせます。

この方法なら「奨励金でもらえる10%のボーナス」+「長期で安定的に増える分散投資」という二重のメリットを得ることができます。

まとめ

持ち株制度は、条件さえ理解していれば、お得な福利厚生として使える制度です。特に奨励金がある会社では、利用する価値があります。

一方で、業績次第では給与と株価の両方が下がるダブルパンチや、取引制限などのデメリットもあるため、長期で全財産を預けるのは危険です。

初心者がとるべき安全な戦略は、

  • まずは奨励金をもらいながら積み立てる
  • リスクが高まる前に売却して利益を確定する
  • 資金をNISAなどで分散投資して長期的な資産形成につなげる

この流れなら、持ち株のメリットを活かしつつリスクを抑えた賢い資産形成が可能です。自分の勤務先の条件をよく確認し、集中投資になりすぎないように注意して活用していきましょう。

他にもお得情報を発信しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

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