「積立と一括どちらがいいか?」とよく議論されますが、絶対の正解はありません。なぜなら、これからの相場は読めないからです。
個人的な意見としては、迷ったら積立投資がおすすめです。迷って行動できないのが一番もったいないので、どちらか決めてすぐ行動しましょう。

この記事では、積立投資と一括投資のメリット・デメリット比較やおすすめな人、どうしても決められない人向けの考え方を紹介します。
【結論】迷ったら積立投資がおすすめ!
前提として、相場の先行きは誰にも読めません。だからこそ、特に初心者はタイミングを当てるより、続けられる仕組みを優先する積立投資が結果につながりやすい手法です。
確かに直近のデータや「株価は長期で右肩上がり」という前提なら、一括投資のほうがリターンで優位になる可能性があります。とはいえ、ベストタイミングは事前に分かりません。最悪なのは、下落に巻き込まれて投資をやめてしまい、「投資は危険だ」と思い込むことです。
一括投資はタイミングが当たれば大きな利益を狙えますが、外したときの金銭的・心理的ダメージが大きいのも事実です(例:300万円を一括投資→直後に−30%なら評価額は210万円で90万円の含み損)。
一方、積立投資は後悔を最小化できます。また、相場判断が不要で迷いが減り、下落時には自動で多く買うため平均取得単価がならされ、継続しやすいのが強みです。
まだ価格変動のダメージに慣れていない初心者は、「100点は狙えないけど70点は取りに行ける」積立投資からのスタートが無難。まずは少額でも自動積立で一歩を踏み出し、慣れてきたら一括などを組み合わせていく、という順序が現実的で失敗が少ない進め方です。



積立投資で一歩踏み出して、慣れてきたら一括投資も組み合わせていこう!
積立投資と一括投資の比較表
積立と一括の比較表は下記の通りです。重要なポイントに絞って表を作りました。
比較項目 | 積立投資 | 一括投資 |
---|---|---|
リスク&リターン | 一括よりは控えめ | 大きい |
タイミング依存度 | 低い | 高い |
知識・手間 | ほぼ不要 | 必要 |
精神的負担 | 小さい | 大きい |
強い局面 | 一時的な下落局面 | 上昇が続く局面 |
おすすめな人 | 初心者、暴落に備えたい人 | 大きくリターンを狙いたい人、右肩上がりを信じる人 |
積立投資は毎月一定額を投資するため、一時的に下落して安く購入できる局面に強いです。また、タイミングを考える手間や知識が不要で、暴落しても安く買える嬉しさから精神的負担も抑えられます。
一方、一括投資はタイミングが重要になりますが、当たれば積立投資より高いリターンが狙えるのがポイント。ただ、相場を見て判断したり、タイミングを間違えた時の損失が大きくなるので中級者向けのやり方です。



どちらが正解とは言えませんが、初心者は積立投資から始めるのがおすすめ!
積立投資・一括投資はこんな人に向いている!
積立投資が向いている人
- 投資初心者
- 相場観に自信がない人
- 手間をかけたくない人
- 含み損のストレスが大きい人
一括投資が向いている人
- まとまったお金がある人
- 現金比率が高い人
- タイミングを狙いたい人
- 短期的な下落に耐えられる人
- 投資が好きな人
積立投資と一括投資のハイブリッドもあり!
積立と一括はどちらか一方を選ぶ必要はありません。意外と忘れがちですが、両者を組み合わせるハイブリッド型は、迷いやすい人に相性のよい選択肢です。
たとえば投資資金が200万円あるなら、100万円を一括で入れ、残り100万円は毎月5万円ずつ段階的に投資する方法もあります。
この方法なら、
- 一括で相場上昇の取りこぼしを抑えつつ
- 積立で下落局面に備えた買い増しも自動で行えます
「積立か一括か」で悩んで止まってしまうくらいなら、ハイブリッド型で行動に移すのがおすすめ。



積立か一括か悩む方が多いので、選択肢の一つとしてハイブリッド型も検討してみてくださいね!
投資する時に忘れてはいけないこと
最後に、投資する時に必ず押さえておきたい3つをまとめます。
相場は誰にも読めないこと
相場がどうなるかはプロでも読めません。そのため、タイミングは読めない前提で考えるようにしましょう。タイミングを狙うこと自体を否定しているわけではなく、コントロールできない要素で悩むのをやめましょうという意味です。
投資が好きでタイミングを狙うのは良いですが、何か悩む時に悩んでも解決しない要素は排除して思考することを意識してくださいね。
投資は余剰資金で行うこと
投資は必ず余剰資金で行いましょう。生活費を使っての投資は絶対におすすめしません。
余剰資金でない場合、必要な時に株価が暴落していたり、崖っぷちで冷静な判断が出来なくなるからです。生活が脅かされない範囲で投資資金を捻出してくださいね(一般的には生活防衛費として生活費の半年~1年分の現金は確保した方がいいと言われています)。
投資の目的を見失わないこと
忘れがちなのが、あなたが何のために投資をするか?という目的です。
「いつまでに、いくら必要か」を言語化し、それに合わせて投資額・期間・資産配分を決めます。目的が曖昧だと他人と比較してブレやすく、商品選びも迷走します。
まとめ
相場は読めない前提で考えると、初心者は積立投資がおすすめ!悩んで行動できないのが一番損失が大きいので、すぐに一歩踏み出そう。
まずは投資で叶えたい事、目的を明確にし、それに合った銘柄や金額設定を再確認しましょう。慣れてきたらタイミングを狙った一括投資もありですね。「毎月いくら積み立てるか」を今日決めて、今から設定しましょう。
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